こんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
アロマテラピーインストラクター・さいたか@アロマ男子(@sai_taka)です!
先日、ブログで書いたガストン・ルルーの小説「黄色い部屋の秘密」。
その続編、「黒衣婦人の香り」を手に入れました。
Amazonで探すと中古しかなかったのですが、どうしても読みたかったので注文。
届いたのは…なんと1976年に発行された初版本!
かなり年季が入っていますが、新刊にはない味わいを感じさせます。
読むのが楽しみです。
ところで、古い本には独特の匂いがありますよね。
僕はこの匂いを嗅ぐと、学校の図書室や書庫を思い出します。
何とも言えない、落ち着いた匂いです。
そんな、古本の匂い。
カレッジ・ロンドン大学の化学者、Matija Strlic女史の研究によると、製本に使われた接着剤、紙、インクなどによって決まるそうです。
時間が経つにつれ、本がもともと持つ科学物質が、光、熱、そして湿気に触れることで分解されて「揮発性有機化合物(VOC)」が空気中に放出されます。
それが、古書の匂いの正体。
匂いと化学物質の関係の例を挙げると、
- アーモンドの匂い → ベンズアルデビド
- バニラ風味の匂い → バニリン
- フローラルの香り → 2-エチルヘキサノール
などがあります。
古本販売の国際団体(ILAB)によると、本はその匂いによって製本された年代の判別も可能だというから驚きです。
この技術は、歴史書などを保存するのに応用されるんだとか。
「香りは、その本の歴史も映し出す」というわけですね。
それでは、今日はこのへんで。
by:sai_taka
Facebookページは、こちらです。
様々な情報を発信していますので、ちょっとのぞいてみてくださいね。
↓
アロマのおかげ。 | Facebook
ご要望や感想等をいただけると、とてもうれしいです。
よろしくお願いします!